−人物録−
『覇 信長記』に出てくる登場人物の略典



≪あ行≫
<あ>

◆明智 光秀(あけち・みつひで)【織田】【明智】
日向守。後の南光坊天海。乱後、朝廷に一族とともに命を助けられた。
朝廷の忍・太郎を連れて全国を回り、真田信幸と親交を結ぶ。
信長に朝廷を残すことを認めさせることに成功した。


<い>

◆飯尾 尚清(いいお・ひさきよ)【織田】
出羽守。信孝の家老。岐阜城代。
信孝の叛乱に従い、討死。享年六十二。
本文では明記されていないが、織田一族とされる。

◆池田 恒興(いけだ・つねおき)【織田】
勝三郎。

◆池田 元助(いけだ・もとすけ)【織田】
恒興の嫡男。内蔵頭。但馬を領す。

◆池田 輝政(いけだ・てるまさ)【織田】
恒興の次男。
幸村の伊豆攻略に従軍する。
呂宋に日本人町を作った。

◆色部 長真(いろべ・ながざね)【上杉】
修理。上杉家臣。
尚、本文では色部修理。

<う>

◆上杉 氏憲(うえすぎ・うじのり)【北条】
三郎。

◆上杉 景勝(うえすぎ・かげかつ)【上杉】【織田】
上杉謙信の養子。弾正少弼。春日山城に篭り織田家に対抗したが降伏。
越後二郡の領主に落とされたが家の存続に成功。
正面からぶつかってくる幸村に傾倒している。

<え>

<お>

◆大久保 忠隣(おおくぼ・ただちか)【徳川】【織田】(NEW!)
徳川家康の家臣であったが、天下統一の後に織田に帰服。
相模守の官位を得て小田原城主となった。

◆大友 義鎮(おおとも・よししげ)【大友】
大友宗麟。豊後の大名で西国同盟の要の一人。
最後まで織田家に抵抗したが、豊後一国に押し込められた時点で降伏するも
認められず一族もろとも切腹となり、大友氏は滅亡した。


◆織田 信長(おだ・のぶなが)【織田】
織田家当主にして天下統一を成し遂げた風雲児。
羽柴や徳川らの乱を予期していたが敢えて見逃していた。
その結果、嫡男たる信忠を失うが、一気に膿を出し切った。
織田大日本帝国初代皇帝。
余命幾許もないことを悟り戦場に押し出し壮絶な最後を遂げた。
享年六十九。

◆織田 幸村(おだ・ゆきむら)【真田】【織田】
真田昌幸の次男。信幸の実弟。
真田氏の戦略の一環として信長に人質に出された。
その折、信長に見出されその養子となった。
織田大日本帝国第二代皇帝。

◆織田 信雄(おだ・のぶかつ)【織田】
信長の次男にして信忠の同母弟。
信孝や幸村に激しく敵愾心を持っていた。
信長死後、その遺言により帝室と分離された織田宗家の当主となる。
その後は幸村を庇うような発言をするなど落ち着いた。
尾張織田宗家当主。宰相。

◆織田 信忠(おだ・のぶただ)【織田】
明智や羽柴、徳川などの乱に参加を打診された。
悩んだが信長に伝え、自身は変事に臨み自害した。享年二十六。
息子は三法師、後の勝信。
織田家督岐阜城主。三位中将。

◆織田 信孝(おだ・のぶたか)【織田】
信長の三男にして信忠、信雄らの弟。
当初は信雄や幸村に激しい敵意を抱いていた。
西国同盟の乱後、それまでの覇気が失われ穏やかな気質になっていたが、
対外進出を推し進める織田家の在り方に疑問を抱き、そこに思い至れない
信長や幸村に対し兵を挙げた。戦後、幸村に思いを語り自害。享年三十二。
河内、摂津と美濃に所領を持っていた。岐阜城主。侍従。
傘下武将に朽木元綱。

◆織田 勝長(おだ・かつなが)【織田】
信長の息子にして信忠の弟。正史では源三郎信房。
本能寺の変時、二条御所において兄に殉じる。享年十七。

◆織田 信包(おだ・のぶかね)【織田】
幸村に好意的な信長の弟。中務卿。
西国同盟の乱の後、朝廷が移った大和の探題を努める。
与力大名に筒井定次。

◆織田 長益(おだ・ながます)【織田】
幸村に好意的な信長、信包の弟。源五郎。有楽斎。
安土城主。後に江戸織田家当主。

◆織田 信正(おだ・のぶまさ)【織田】
幸村の嫡男。源太郎。実は次男。皇子所にて研鑽を積む。
実母は明の皇妹。

◆織田 長政(おだ・ながまさ)【織田】
江戸織田家出身とされているが実は幸村の長男。龍一郎。
有楽の養子となっていたが、皇子所に入る時に真実を知る。
自分と母を江戸に厄介払いしたと思い込んでいる為、幸村に良い印象を
持っていない。そのため、皇子所で出会った弟の源太郎のことも当初は
良い印象を持っていなかったが、その人柄に触れて良き仲間となった。
尚、源太郎は龍一郎が実兄だということは知らされていない。

◆織田 勝信(おだ・かつのぶ)【織田】
信忠の長男。勝九郎。肥後守。当初秀信と名乗る。
本来信長の直系に当たるが、現状は傍系となっている。
幸村にあまり良い印象を持っていない様子。
叔父にあたる信雄の南蛮視察に同行。

◆織田 直雄(おだ・なおかつ)【織田】
信雄の長男。
信雄の南蛮視察に勝信と共に同行した。

◆織田 信貞(おだ・のぶさだ)【織田】
信長の九男。彦七。藤四郎信貞。伊達家の人質となる。
二代皇帝、幸村の方針に不快感を抱く。

◆織田 長次(おだ・ながつぐ)【織田】
信長の末子。長兵衛。
二代皇帝、幸村の方針に不快感を抱く。

◆織田 重治(おだ・しげはる)【織田】(NEW!)
勝信の子。
父・勝信は西国同盟の乱に加担した罪で高野山に配流された。
そのため、その子である重治は信忠の嫡孫でありながら
何の力もないはずであったが、幸村の指示により皇子所に入所した。
そこで嫡流に戻るべく研鑽を積むが、実戦にて焦り討死した。

◆小田切 盛昭(おだぎり・もりあき)【新発田】
三河守。新発田家臣。
尚、本文では小田切三河守。


≪か行≫
<か>

◆加地 秀綱(かぢ・ひでつな)【新発田】
加地城主。新発田家臣。

◆蒲生 賢秀(がもう・かたひで)【六角】【織田】
近江守。

◆蒲生 氏郷(がもう・うじさと)【織田】
賢秀の嫡男。賦秀。忠三郎。飛騨守。三河守。
信長の女婿。三河三郡と近江蒲生郡を領す。

◆蒲生 定行(がもう・さだゆき)【織田】
氏郷の嫡男。

◆川尻 秀隆(かわじり・ひでなが)【織田】
肥前守。

◆川尻 秀長(かわじり・ひでなが)【織田】
秀隆の嫡男。

<き>

◆吉川 元春(きっかわ・もとはる)【毛利】

◆吉川 元長(きっかわ・もとなが)【毛利】

◆吉川 広家(きっかわ・ひろいえ)【毛利】
経信。

◆吉良 親実(きら・ちかざね)【長宗我部】

<く>

◆九鬼 嘉隆(くき・よしたか)【織田】
伊勢守。

◆九鬼 守隆(くき・もりたか)【織田】
嘉隆の嫡男。志摩守。

◆九鬼 澄隆(くき・すみたか)【九鬼】
嘉隆の甥。
本来なら本家であることから、功名の為に無理な戦法を採る。

◆朽木 元綱(くつき・もとつな)【織田信孝】【織田】
河内守。近江朽木と美濃に所領を持つ。
信孝の叛乱に従うが、その命により降伏した。

<け>

<こ>

◆小早川 隆景(こばやかわ・たかかげ)【毛利】
輝元の叔父。
西国同盟の際にはその才をいかんなく発揮したが及ばなかった。
その後は幸村に傾倒した。

◆小早川 秀包(こばやかわ・ひでかね)【毛利】
隆景の実弟にして養子。


≪さ行≫
<さ>

◆佐久間 盛政(さくま・もりまさ)【織田】
西洋人の娘を側室に迎えた。

◆迫水 忠則(さこみず・ただのり)【大友】【織田信孝】
隼人司。大友旧臣。主家再興を願い信孝に従う。

◆佐々木 晴信(ささき・はるのぶ)【新発田】
長助。重家の従兄弟。新発田家臣。

◆佐々 成政(さっさ・なりまさ)【織田】
内蔵助。若狭を領す。

◆真田 昌幸(さなだ・まさゆき)【武田】【真田】【織田】
幸村の実父。安房守。信濃守。

◆真田 信幸(さなだ・のぶゆき)【織田】
昌幸の嫡男。幸村の実兄。源三郎。主水正。甲斐守。伊豆守。

◆真田 昌親(さなだ・まさちか)【織田】
昌幸の子息。信幸、幸村の弟。
信長の近侍を勤める。


<し>

◆柴田 勝家(しばた・かついえ)【織田】
信長の重臣。権六。修理亮。右近衛将監。北国探題。
越中一国と上杉領を除く越後を領す。
当初は信雄寄りであったが、後に幸村に傾倒。

◆新発田 重家(しばた・しげいえ)【新発田】【織田】
越後沼垂郡を治める反・上杉大名。因幡守。
天下統一戦線では、当初織田家に組し上杉に対抗したが、柴田勝家に
よる独断専行により圧力を掛けられ、上杉と結び織田に抗した。
結局本拠沼垂は守られたが、隣接する蒲原郡を上杉が領有することに
なったことで不満を募らせていた。
織田信孝らの叛乱に乗じた本願寺の力を借り挙兵。
上杉を攻めるも、幸村と兼続により鎮圧、自害した。

◆島津 義久(しまづ・よしひさ)【島津】
島津家当主。信長による薩摩襲撃の際、殺されたとされる。

◆島津 義弘(しまづ・よしひろ)【島津】【織田】
義久の弟。歳久の兄。兵庫頭。
西国同盟の際には本拠を兄に託し、上洛を目指した。
兄が殺された後に当主につき、織田と和睦した。

◆島津 歳久(しまづ・としひさ)【島津】
義久、義弘の弟。西国同盟の折には義弘と共に上洛を目指した。

◆島津 家久(しまづ・いえひさ)【島津】
又七郎。義久の末弟。次兄義弘とともに上洛を目指した。

<す>

◆須賀 盛能(すが・もりよし)【上杉】
修理亮。上杉家臣。

<せ>

<そ>

◆十河 存保(そごう・まさやす)【三好】【織田】【十河】
阿波守。

≪た行≫
<た>

◆大道寺 政繁(だいどうじ・まさしげ)【北条】
主馬守。北条氏の重臣。再興された北条氏をよく支えている。

◆滝川 一益(たきがわ・かずます)【織田】
信長の重臣。播磨を領す。玄蕃頭。

◆滝川 雄利(たきがわ・かつとし)【北畠】【滝川】
一益の養子。木造氏出身。

◆立花 宗茂(たちばな・むねしげ)【大友】【織田】
織田家に滅ぼされた大友氏配下の武将であったが、生き残り、
しばし流浪した後織田家に仕え、柳川一万石を与えられた。
真田信幸と仲がよく、行動を共にすることが多い。

◆谷 忠澄(たに・ただずみ)【長宗我部】

<ち>

◆長宗我部 元親(ちょうそかべ・もとちか)【長宗我部】【織田】
土佐守。

◆長宗我部 信親(ちょうそかべ・のぶちか)【長宗我部】【織田】
元親の嫡男。土佐守。

◆長宗我部 敬親(ちょうそかべ・たかちか)【織田】
信親の次男。信親の期待を受けて皇子所に入り研鑽を積む。
しかし自分に皇帝の器がないことに自分で早々に気付いた。
その為、一手の大将となるべく研鑽の方針を変えた。
これだけでも十分な才気があると思われる。
その敬親の見たところ、皇帝の器があるのは皇子所二百人の中でも
僅か四人のみである。織田の両人以外は不明。

◆長宗我部 盛親(ちょうそかべ・もりちか)【長宗我部】
元親の四男。家督を継いだ信親の方針に異を唱えた。
その後は明などの遠征軍を率い活躍。

<つ>

◆津田 信澄(つだ・のぶずみ)【織田】
信長の甥。本能寺の変時に信孝と丹羽長秀に討たれた。
明智光秀の女婿であったのが理由であるが、濡れ衣であった。

◆津田 昌隆(つだ・まさたか)【藤堂】【織田】
信澄の子息。安房守。本名は織田庄九郎信重。
父が討たれた後、藤堂高虎に拾われ、幸村に見出される。
当初はその出生を憚り、芦田庄九郎と名乗っていた。
幸村の補佐をし、幾多の戦場を駆け巡った。
正史では織田昌澄。

◆筒井 定次(つつい・さだつぐ)【織田】
伊賀守。大和探題信包の下にて実務一般を仕切る。
大和のうち添下、城下、広瀬の三郡を領す。

◆筒井 順慶(つつい・じゅんけい)【筒井】【織田】

<て>

<と>

◆徳川 家康(とくがわ・いえやす)【徳川】
三河守。少将。

≪な行≫
<な>

◆直江 兼続(なおえ・かねつぐ)【上杉】
景勝の執政。山城守。

◆鍋島 直茂(なべしま・なおしげ)【龍造寺】
龍造寺隆信、政家二代に渡って仕える執政。飛騨守。加賀守。
病身の政家に代わって織田・西国の謀反に加担したが、
様々な疑問を持ってしまったため、幸村たちへの注進に及んだ。

<に>

◆丹羽 長秀(にわ・ながひで)【織田】
信長の重臣。五郎左衛門尉。風月斎永道。阿波一国と讃岐四郡を領す。
九州探題に任じられ、台湾へ遠征。その折の慢心により討死。

◆丹羽 長重(にわ・ながしげ)【織田】
長秀の嫡男。

<ぬ>

<ね>

<の>

◆乃美 宗勝(のみ・むねかつ)【毛利】

≪は行≫
<は>

◆羽柴 秀吉(はしば・ひでよし)【織田】【羽柴】
筑前守。

◆羽柴 秀長(はしば・ひでなが)【羽柴】
小一郎。秀吉の実弟。

<ひ>

◆久武 親直(ひさたけ・ちかなお)【長宗我部】

<ふ>

<へ>

◆戸波 親武(へわ・ちかたけ)【長宗我部】

<ほ>

◆北条 氏盛(ほうじょう・うじもり)【北条】【織田】
助五郎。相模守。武蔵河越城主。
小田原北条氏が織田家に滅ぼされた後、幸村らの尽力により
切腹した氏直の跡を継ぐ形で武蔵にて再興を許された。
氏直の従兄弟に当たる。実父は美濃守氏規。

◆北条 氏規(ほうじょう・うじのり)【北条】

◆北条 氏直(ほうじょう・うじなお)【北条】

◆北条 氏政(ほうじょう・うじまさ)【北条】

◆細川 忠興(ほそかわ・ただおき)【織田】
幽斎の嫡男。与一郎。
幸村の伊豆攻略に従軍する。

◆堀 秀政(ほり・ひでまさ)【織田】
羽柴秀吉の九州での策略により討死したとされるが、
後に安土奉行などで出番がある。同名別人か?


◆堀 秀治(ほり・ひではる)【織田】
秀政の嫡男。左近衛将監。因幡を領す。

≪ま行≫
<ま>

◆前田 利家(まえだ・としいえ)【織田】
信長の重臣。大膳大夫。加賀、能登を領す。

◆前田 利長(まえだ・としなが)【織田】
利家の嫡男。肥前守。
信長の女婿。

◆前田 利則(まえだ・としのり)【織田】
利長の嫡男。

◆前田 利政(まえだ・としまさ)【織田】
利家の次男。

◆松田 憲秀(まつだ・のりひで)【北条】
尾張守。

<み>

◆水原 親憲(みずはら・ちかのり)【上杉】
常陸守。上杉家臣。

◆溝口 定勝(みぞぐち・さだかつ)【織田】
信長の直臣であるが小粒であることは否めない。
幸村路線に反発し、西国と好を通じるも破綻。敢無く退いた。

◆三好 隼人佐(みよし・はやとのすけ)【十河】
十河家臣。
十河一存の庶子で存之のことと思われる。
別名は三好隼人佑長則。(情報:一郎様)

<む>

◆村上 武吉(むらかみ・たけよし)【毛利】
少輔太郎。村上水軍の首領。

◆村上 元吉(むらかみ・もとよし)【毛利】

<め>

<も>

◆毛利 輝元(もうり・てるもと)【毛利】【織田】
西国同盟の後、領国を長門、周防の二国に安芸半国と石見の一部に
減らされたが家を存続させることに成功した。

◆毛利 秀元(もうり・ひでもと)【毛利】
安芸半国を領す。

◆森 長可(もり・ながよし)【織田】
武蔵守。下野半国を領す。

◆森 成利(もり・なりとし)【織田】

◆森 長勝(もり・ながかつ)【織田】

◆森 長道(もり・ながみち)【織田】

≪や行≫
<や>

◆山田 重政(やまだ・しげまさ)【新発田】
源八郎。越後水原城主。新発田家臣。

<ゆ>

<よ>


≪ら行≫
<ら>

<り>

◆龍造寺 隆信(りゅうぞうじ・たかのぶ)【龍造寺】【織田】
西国同盟の折には約一万の兵を率いて山陰道を攻め上った。

◆龍造寺 政家(りゅうぞうじ・まさいえ)【織田】
隆信の嫡男。

<る>

<れ>

<ろ>


≪わ行≫
<わ>








【織田大日本歴代皇帝】
初 代:織田信長(織田家)
二 代:織田幸村(織田家)
三 代:織田明政(織田帝室)
四 代:伊達春幸(伊達王室)
五 代:織田兼忠(今川家)
六 代:尚 輝 (琉球王室) ─≫ 織田信久
七 代:織田源乃丞(細川家)
八 代:織田隼弘(島津家)
九 代:織田国定(尾張織田家)
十 代:伊達末長(伊達王室)
十一代:織田 仁(尚家)
十二代:織田実長(織田王室)
十三代:伊達君臣(伊達王室)
十四代:浅田喜重郎(堺出身)
十五代:陸奥春海(伊達氏陸奥家)
十六代:黒田有理(黒田家)
十七代:真田真吾(真田家)
十八代:毛利武実(毛利家)
十九代:織田友哉(紀州織田家)
二十代:織田光長(織田王室)





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